ストレス社会と言われている現在ですが、職場や家庭などどこにでもストレス要因は転がっています。そこで、ストレス・マネジメントが重要です。人間にとってストレスになるのは、物理的刺激と心理的刺激の2種類があります。
物理的刺激は、温度や湿度、騒音、ニオイなどで、体が不快に思う物質や現象のことです。心理的刺激は、心に影響を受けるいろいろな出来事のことを指します。たとえば、親しい人の死や結婚、就職、転職などのライフイベントと、仕事上のトラブルや人間関係のトラブル、家庭生活のトラブルといったデイリーハッスルなどです。一般的にデイリーハッスルは自覚しにくいと言われています。
ストレス発生のプロセスは、きっかけとなる出来事(ストレッサー)を受け、出来事に対する評価(受け止め方)、対処の仕方(コービング)、心身に生じる変化(ストレス反応)の順番です。ストレスは3段回でたまっていくと言われています。第一段階は「警告反応期」、2段回目は「抵抗期」、3段回目は「疲はい期」です。警告反応期では、頭痛や肩こりなど何らかの身体的症状が出ます。抵抗期は、ストレスを自覚し、無理して頑張ろうとします。疲はい期になると、うつ症状が出たり、不眠になったりするのが特徴です。
ストレスは、その日のうちに解消するのがベストです。週末にまとめてストレスを解消するという考え方はNGです。短時間でできるストレス解消法としては、ストレッチやアロマテラピー、深呼吸、ペットを飼うなどがあります。日々の仕事のストレスを溜め込まないためにも、ぜひ自分に合う解消法を見つけてみてください。